桧の板塀をのぞみながら大門をくぐり、暖簾を分け入るとそこは異空間。マルヨホテルは、今と昔、外と内を繋ぐ場所です。古今東西が交じりゆくイメージを大切にデザインしました。
[room 0]
マルヨホテルの近隣にある明治時代の洋館・六華苑は、鹿鳴館を設計したことで有名なジョサイア・コンドル作。コンドルをオマージュした洋室は、漆喰の白壁と瀟洒なインテリアが居心地の良さをつくりだしています。夜になり大門を閉じると、仏蘭西のアンティークガラス戸越しにプライベートガーデンが現れ、ゲストの眼に美しく映える空間となります。
[room 1]
夜空のように青みがかった黒漆喰の床の間が印象的な主寝室。視点を庭に転じると、雪見障子越しにみえる坪庭の苔が黒塀に映え、洗面室から緩やかにつながる戸外には桧の露天風呂が。夜は月明かりに美しく照らされ、朝は爽やかな空を眺める贅沢な時間。夜と昼、2つの顔が存分に愉しめる空間には、穏やかでありながら非日常の時間が流れます。
[ Lounge]
檜の格子と土壁がモダンな印象のラウンジは、ウェルカムティーとお菓子をお召し上がりいただき、ゆっくりとチェックインしていただけるスペースです。ゲストの方々のプライベートタイムをゆるやかに繋ぎます。
[Dining room]
2階のダイニングルームは、語らいやお食事の場としてお使いいただけます。眼前に広がる川沿いの景色を眺めていると、過ぎし日の旅人たちの往来の風景が浮かび上がり、タイムスリップしたような感覚を覚えます。この家が建てられた当時のままの土の荒壁は、70余年もの歳月を醸し出しているよう。この場所にたゆたう悠久の時の流れと情景をお楽しみください。
[Library]- 2021年新設
漆喰の柔らかな曲線や網代の引き戸など調度品が優美な2Fのライブラリールームではゆったりとした滞在時間をお過ごしいただけます。土壁に包まれながらソファーでゆったり静かに読書を愉しむのはもちろん、夕食後の語らいの一時、朝食後のティータイムなど上質な寛ぎのの一時を。
2ベッドルーム、2.5バスルーム、ラウンジ、ダイニング、ライブラリー
合計:約170㎡+庭40㎡